Describe the process(es) your organization has in place to ensure that your external engagement activities are consistent with your climate commitments and/or climate transition plan?[…]三協立山グループが共にエンゲージメント活動を行う日本アルミ協会は、経団連が舵をとる「低炭素社会実行計画(2013年度移行)」にアルミニウム圧延業界として参画し、業界の代表的な立場として、気候変動問題の解決に積極的に関与しています。アルミニウムは軽量で優れた特性を持つ一方で、新地金製造時に大量のCO2を排出しており、今後のエネルギー消費量を抑制する製造手法に期待されています素材の一つです。また、新地金は輸入が大部分を占めるため、国内での再生地金使用比率を向上させることで、新地金調達の最小化により製造時のCO2排出量を削減することが必要になっています。これを踏まえて、当協会は、独自に当業界の2030年度以降の地球温暖化防止策である「温暖化対策長期ビジョン(2050年)」を策定し、展伸材製造時の排出量を削減する方策として溶解炉廃熱回収導入率100%の達成、燃料の転換による化石燃料の使用を50%への低減、使用電力の再生可能エネルギー利用率50%の達成、さらにはアルミニウムの資源循環の実現を目指しています。三協立山グループはアルミ製品を提供する一企業として、当協会の方針に賛同し、循環アルミの使用量増量を重要課題に位置づけて、使用済み製品のアルミクラップやお客様の加工工程で発生する加工端材回収のほか、循環アルミの比率を増加させた場合の製品品質維持のための研究などを実施しています。